帰宅途中に感じたこと
こんばんは。すてありんぐぼうやです。
今日の仕事帰りに、ふと思い出した事がありました。
ある場所の交差点で右折待ちをしていると、横断歩道にベビーカーをおしてる若い感じのママを見かけました。
お子さんがちょっと見えたんですが、僕の娘が生まれた時の事を思い出しました。
今から16年前に生まれたんですが、僕が28歳の頃です。
出産予定日の前後、数日間を有給休暇とってまして、予定日に陣痛がきたんですが、その日には生まれずトータルすると34時間の陣痛でした。
嫁さんは初産で凄く大変でした。
隣でずっと見守っていたんですが、流石に疲れてきて一度自宅に帰る事にしました。
何日もシャワーを浴びてなかったのと、嫁さんの着替えを取りに帰ったんです。
準備を終えて病院に戻ると、いよいよってところまできてました。
分娩室に入り、助産婦さんが「奥さんに声かけてあげて」「お茶を飲ませてあげて」って言われたので、緊張感が凄かったのを覚えています。
「絶対に立ち会い出産する」って決めていたんですが、実際に分娩室に入ると、ビビりまくってました。(自分は凄い場所にいてる)
横に居てたけど、何も出来なかったです。
情けなかった。
嫁さんの聞いたことのない声を聴いて、「頑張れ、頑張れ!」って言うしかなくて。
最大限の力を振り絞りましたが、8cmくらいしか開かず先生が、ハサミで10cmまで切りました。
少しすると、頭のような形が見えて、ぬるぬるになった髪の毛が見えてきました。
ガン見してたら、赤ちゃんと目が合いました。
「うわ~っ!」
またビックリです^^
このことは一生忘れないと思います。
産まれた瞬間、泣かなかったので焦りました。
すぐに先生が身体を叩くと、泣き出しほっとしました。
激痛から解放された嫁さんは、にこにこ笑ってました。
僕は緊張がほぐれて大号泣。
「あ~恥ずかしい^^」
目を真っ赤にして、廊下で娘を抱いて助産婦さんに写真を撮って貰いました。
滅茶苦茶いい思い出です。
娘の名前を、「優しく羽ばたいてくれますように」って
優羽(ゆう)と名付けました。
9月が来ると、もう16才になります。
「早すぎる!」
東京オリンピックの頃には19才です。
どんな道に進んでいくのか楽しみでもあり、心配でもあり。
そんな事を思い出した交差点の出来事でした。